1953-07-24 第16回国会 衆議院 経済安定委員会 第19号
航空、放送等の各産業部門が、ことごとく国有化されたのでありまするが、この国有化の理由として、特に鉄鋼業につき、私的独占が支配しているために、独占資本は国民全体の利益を無視して、もつぱら独占利潤を追求し、高能率の最新式一貫工場の設立と運営を妨害する等、またより安い価格で供給する競争者を排除し、産業の基礎資材である鉄鋼の高価格を需要者及び消費者に強制した、こういう理由を主張いたしまして、これらの主要な公益的産業
航空、放送等の各産業部門が、ことごとく国有化されたのでありまするが、この国有化の理由として、特に鉄鋼業につき、私的独占が支配しているために、独占資本は国民全体の利益を無視して、もつぱら独占利潤を追求し、高能率の最新式一貫工場の設立と運営を妨害する等、またより安い価格で供給する競争者を排除し、産業の基礎資材である鉄鋼の高価格を需要者及び消費者に強制した、こういう理由を主張いたしまして、これらの主要な公益的産業
実情の関係はあとで申し上げますが、一應あなたは、あらゆる産業というものは、いやしくも國家公共に利益のない産業はないのである、そこで公共の利益に藉口して、團体交渉なり、あるいは團体行動なりを制約するということになれば、一般の公益的産業についても、いろいろな処置をとるというような考え方になるのではないか、もつともそれはよろしくないという見地から御質問されたのてございますが、そういう御質問に対して私はお答